😀こすぷれ! White Paper

ブロックチェーンゲーム「こすぷれ!」の概要説明

はじめに

 この度は「こすぷれ!」のホワイトペーパーをご覧いただきありがとうございます。今回、私たちはブロックチェーンゲームのあり方に1つの方向性を示せればと考え、こすぷれ!を開発しています。

 開発陣はこれまで一般的な家庭用ゲームの開発、スマートフォンゲームの開発に携わっており、ゲーム開発のノウハウを持ち合わせています。

 また、過去にブロックチェーン関連の任意団体を立ち上げたりしながら、2017年ころからブロックチェーンの開発、知識の共有などを行っており、実際に別のプロジェクトでNFTの開発や販売を行ってきた実績がございます。

ブロックチェーンゲームの概況

 このホワイトペーパーを書いている2022年11月には、FTX社の破綻がおこり、ブロックチェーンおよび仮想通貨の信頼性に疑問符が打たれている状態です。

 しかしながら、ブロックチェーンの機関部分の危険性が脅かされたわけではなく、ブロックチェーンの基本的な考え方のDAOから外れた、中央集権的な取引所CEXが破綻したという状況であり、ブロックチェーン自体の未来が奪われたわけではないと考えております。

ブロックチェーンとゲームの現在のあり方に疑問

 そもそも、ブロックチェーンとゲームのあり方とはどういったものでしょうか。 多くのプレイヤーは「ゲームで遊びながら稼ぐ」という投機的な考えのもと、いかに多く稼げるかを重視しており、ゲーム制自体には現在興味が薄く感じられます。

 これまでの流行したブロックチェーンゲームのありさまを整理します。

Axie infinityの繁栄と終焉

【概要】

ベトナムのゲームスタジオSky Mavis社が開発したAxie infinityはAxiesと呼ばれるモンスターのNFTを中心にチームを形成し、そのバトルでSmooth Love Potion(SLP)トークンを獲得するゲーム。

 このゲームは、SLP、Axieのガバナンストークン(AXS)、Roninのネイティブトークン(RON)の高速かつ安価な取引を促進するために、Roninと名付けられた独自のブロックチェーンを備えています。

 Axieやその他のゲーム内アイテムはNFTで表現され、ゲーム内マーケットで売買することができる仕組みで、まさにPlay to Earnを代表するゲームと考えて良いと思います。

 また、奨学生という制度があり、お金を持っているプレイヤー(マネージャーと呼ぶ)のNFTを貸与し、他のプレイヤーがそのNFTを使いゲームで収益を上げ、収益の20~30%を分配してもらう制度などが生まれました。

【繁栄】

 上記の奨学生の制度もあり、プレイヤーが急増し、2021年4月に400万ドルだった取引高は2021年8月に8億4800万ドルに急増し、同年11月にはSky Mavis社は8億2,400万ドル相当の資産を保有しているまで成長しました。

【終焉】

 しかし、その繁栄は長く続きません。新規参入が増えなければトークン価格が上がらない設計であったため、基軸トークンの値段がピークから下がり続け、さらに追い打ちをかけるようにハッキング事件がおこり6億円近い金額が抜かれてしまいました。

 これにより、Axie infinityは終焉を迎えたと考えた方が良いでしょう。

STEPNの繁栄と終焉

【概要】

 STEPN(ステップン)とはFind Satoshi Lab Limited社が開発した、歩いたり走ったりして仮想通貨を稼げるアプリのことです。

 ブロックチェーン技術が用いられたNFTゲームの一種で、動いて稼げる「Move to Earn」の先駆けとなったDApps(分散型アプリ)です。広い意味でこれもゲームと捉えられます。

 プレイヤーは歩くことでネイティブトークンGMTを得ることができ、そのGMTを売却することで利益を得ることができます。

 ゲームを始めるにはスニーカーのNFTを購入します。そのスニーカーにもレアリティが存在して、高レアリティのスニーカーはより多くのGSTを稼ぐことができます。

【繁栄】

 2022年5月、世界中で約200万~300万人のユーザーがこのアプリを積極的に使用していました。

  当時、CoinMarketCapの調べによると、ネイティブトークン(GMT)は、2022年5月26日12時時点で、1GMT=174.5(1.4ドル)円前後で推移しており、時価総額は1,046億円を超えており、24時間の取引量は537億円を超えた時期もありました。

【終焉】

 新規プレイヤーの減少に中国の規制、他チェーン展開の失敗など複数の要因が重なり、短期間で大きくトークン価格が下がりました。

 稼げなくなったSTEPNを見捨て、ネイティブトークンを精算するユーザーが増えたことであっという間に終焉を迎えました。

ポンジスキームからの脱却が必要

 前述の2つのゲームの終焉にいたるまでの共通点はどこかを考えた時、どちらもゲームトークンの暴落が引き金になっていることがわかります。これは、ユーザー行動が明らかにゲームを楽しむというより、ゲームで稼ぐことに重きが置かれていた結果だと思います。

 2つとも、トークン価格が下がる、新規資金流入がなくなる、報酬が減る、トークンが売られる。という悪循環に陥りました。

 新規流入がなければ、プレイヤーに十分な報酬が払えずエコシステムは破綻します。これは俗に言うポンジスキームであり、好ましい状態ではありません。

Play to Earn ではなくてPlay to Enjoy

 上記の節で述べたとおり、現在のブロックチェーンゲームで遊んでいる多くのユーザーの思考はゲームで稼ぐことに重点が置かれています。

 そして運営側は他社の高利率な報酬に対抗すべく、大きく報酬を排出せねばなりません。これは果たしてゲームの楽しみ方となんの関係があるのでしょうか。

 せっかくゲーム性が高くても、ゲームトークンの下落に伴ってプレイヤーが去っていくのであれば、ゲームの本質から離れた投機の世界での考え方のままです。これは本来のゲームの楽しみ方ではないと私たちは考えました。

ゲームは結局、遊んで楽しいものである必要がある。

 これを強く、世界中の皆さんに伝えたい。

 私たちが子供の頃に遊んだゲームは、大きな感動や興奮を覚え、大人になった今でも自分自身に影響を与えている作品だったと感じています。

 ゲームというものは、娯楽のひとつであり、その作品性に価値を見いださなければならないと考えています。

開発するブロックチェーンゲームの方向性

 これまでブロックチェーンゲームのありさまを整理しながら私たちの想いを書かせていただきました。では、私たちのチームが、それでもブロックチェーンゲームを開発していくことの意味や内容についてお話します。

①トークンの発行をしない

 大前提としてトークンは発行しません。理由は2つあります。

 私たちは日本法人であり日本国憲法の中で営業をしています。残念なことに2022年11月現在、日本の法律ではトークン発行自体がグレーな状態であるため、リスクを犯してトークンを発行する意味がありません。

 2つ目、先の章で話したとおり、これまでのゲームではトークンは報酬として用意されているものであり、どうしてもポンジスキームになってしまいます。それは、私たちの考えとそもそも一致しません。

②NFTをゲームプレイチケットとして活用

 ゲームをプレイするためには自身のウォレットの中に「こすぷれ!」のNFTを持っていなければなりません。私たちはこれをゲームNFTと仮に名付けます。こすぷれ!ゲームNFTの販売は専用のWEBサイトにて販売を考えています。

 ゲームNFTがゲームカセットと同じ役割のものと考えていただけるとわかりやすいと思います。ブラウザがゲーム機、ゲームNFTがカセットです。

販売するNFTの種類

 販売を予定しているNFTには以下の3種類を用意する予定です。

[限定]ダイナミックNFT

 キャラクターの3種類からランダムで排出。リアル時間によってNFT絵柄が変わり、そのキャラクターの日常生活を垣間見ることができる。枚数限定で販売予定。

▼想定しているダイナミックNFTの内容(JST)

時間清楚キャラクールキャラ元気キャラ

5:00

朝日が入ってくる

朝日が入ってくる

朝日が入ってくる

6:00

起床

7:00

起床

7:30

着替え

寝相が変わる

8:00

着替え

9:00

アルバイト

起床

10:00

授業中

着替え

11:00

12:00

友達とランチ

一人でカロリーメイト

13:00

授業中

授業中

授業中

14:00

15:00

16:00

アルバイト

17:00

インターン

18:00

ボランティア活動

19:00

20:00

電車に乗ってる

夕ご飯

21:00

自宅で勉強

22:00

お風呂

23:00

ベットでスマホ

お風呂

犬と遊ぶ

00:00

寝てる

テレビでアニメ見てる

ベッドでスマホ

1:00

寝てる

お風呂

2:00

3:00

寝相が変わる

寝てる

[限定]イラストNFT

 全キャラクターのイラスト33枚の中からランダムで排出。上記ダイナミックNFTのイラストを分割し、1枚のイラストをNFTとする。枚数限定で販売予定。

[通常]プレイチケットNFT

 ゲームをプレイする為だけのチケット、特別なイラストなどは用意しません。発行上限もなく無限にミントできる。

③数量限定販売によるゲームNFT自体の価格プレミア化

 NFTの特性を活かし、ゲームNFTの発行数量を制限したいと考えています。これは、ゲーム自体の価格プレミアを演出するためも含まれますが、次に記載する中古販売についての準備でもあります。

④既存の問題にブロックチェーンを活用

 現在、一般的に販売されているゲームソフトは、小売店や通信販売によるパッケージでの販売、デジタルダウンロードによる販売の2種類がほとんどと思われます。

 この販売形態についてユーザーとパブリッシャー側の両方のメリット、デメリットを整理します。

 上記の表のなかで中古販売の仕組みについては長年の議論があります。

 パッケージの中古販売はパブリッシャー側には売上が入らず、小売店のみが利益を上げる仕組みになっています。また、デジタルゲームのダウンロードではユーザー側は中古販売ができないという仕組みになっており、両者の利益が相反していることがわかります。

 これをブロックチェーンでのNFTマーケットは解決すると考えています。NFTマーケット大手OpenSeaなどのマーケットの仕様で、ユーザーによる2次流通の際、販売手数料をパブリッシャー側に払う仕組みを組み込むことができます。

 ゲームで遊んで稼ぐ仕組みではなく、既存のマーケットの問題点をブロックチェーンで解決することができるのではないかと考えています。

ゲームの企画概要

 おまたせしました。「こすぷれ!」がどんなゲームかを説明させていただきます。

恋愛シュミレーションゲーム

 こすぷれ!は大学のコスプレサークルで繰り広げられる恋愛シュミレーションゲームです。ゲームの中でプレイヤーは主人公の男性となり、3人のヒロインとストーリーを進めていきます。  ストーリーの中で発生する様々な問題を解決し、個性豊かな女性とうまく関係を結ぶことができるでしょうか。  なお、このゲームはアダルトゲームではなく健全な恋愛シュミレーションです。

プロ漫画家による個性的なキャラクターデザインと世界設定

 こすぷれ!のキャラクターデザイン及び世界設定を行うのは、プロ漫画家の下西 輝氏。

 下西 輝氏は、2003年 月刊少年マガジンで受賞を皮切りに、様々な方面で活躍、2017年にジャンプが開催する「ジャンプ世界一マンガ賞」の中で応募総数1,513本の中から最終候補までに残った実力派です。

 今回はそんな下西 輝氏が描く、魅力的なキャラクターにも注目です。

経験豊富なシナリオライターを起用

 こすぷれ!のシナリオを担当するのはシナリオライターの嶋 ひな菜氏。

 嶋 ひな菜氏は、2018年より活動している新進気鋭なシナリオライター。これまでも多くの恋愛ゲームのシナリオを担当された、いわば恋愛シナリオのスペシャリストです。

 今回は、恋愛模様の甘酸っぱさを表現していただくために、ベタベタな展開をご依頼しました。キュンとくる表現が沢山詰まっているので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

海外市場へ向けての準備

 こすぷれ!は海外市場へ向けて、翻訳、マーケティングを実施する予定です。まずは日本語版の完成を大前提につづいて、英語版の発売を検討しています。

開発ロードマップ

開発内容

2022年

6月

企画開始

7月

NFTの検討

企画仕様決定

8月

キャラクターデザイン完成 シナリオプロット完成

11月

シナリオ完成

12月

2023年

3月

ティザー映像公開 サイト公開

4月初旬

クラウドファンディング

4月中旬

ダイナミックNFT販売(公開1週間前)

4月末

イラストNFT・プレイチケットNFTの販売開始 ★ゲーム公開

開発チームプロフィール

田中 えいじ

プロデューサー

株式会社muku. クリエイティブ歴20年。家庭用ゲーム開発ゲームボーイカラーからキャリアをスタートし、グラフィック出身。ドット絵とUIデザインを得意とし、アートディレクションもこなす。

菅原 秀樹

BCエンジニア

株式会社プラクリ ソーシャルゲーム開発よりキャリアをスタートしシステム開発やスマートフォンアプリ開発、インフラなどを経験。ブロックチェーンにも参入し主にコントラクト開発を行なっている。

下西 輝

原作&キャラクターデザイン

漫画家として週刊少年マガジン&月刊少年マガジンでともに佳作受賞。また、ジャンプ世界一マンガ賞最終候補賞受賞。現在、フリーランスでマンガやキャラクターデザインを執筆。

嶋 ひな菜

シナリオライター

モバイルゲームを中心にフリーランスで活動。中~長編ストーリーの執筆経験を数多く持つ。

ゲームグラフィック

株式会社muku. 2013年創業。2022年よりゲームグラフィックを制作する事業を行っている。2Dグラフィックがメインでドット絵からイラスト、UIデザイン、Spineを使ったアニメーション制作などグラフィック全般を得意とする。

ゲームプログラム

株式会社プラクリ 2018年設立。ゲームコンテンツ、スマートフォンアプリの開発、WEBシステムの構築まで幅広く行っている。

お問合せ先

株式会社muku. ゲーム事業部

メールアドレス:kaminari3der@gmail.com

URL : https://muku-corp.co.jp

ホワイトペーパー制作日時 2022/11/11

改定日 2023/3/27:スケジュール変更

※開発状況によって実際のゲームおよびNFTの内容、開発スケジュールが予告なく変更される場合があります。

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